リュー、NFT

  • *最近のクリプトの中で、面白いのはNFTと言う非代替性トークンです。非代替性トークンという意味は、換えることができない独自のトークンのことです。つまり、世界のあらゆるNFTは1つだけのコピーしかないということです。ビットコインと同じで、NFTは分散型台帳(ブロックチェーン)を使って守られます。しかし、NFTの特別な点は、お金ではなく、デジタルアートの信憑性を検証することです。ですから、ビットコインは簡単に同じものと交換できますが、NFTは交換したら、手に入れたものは全く違うものとなります。手短に言うと、ちょっとポケモンカードのようなものです。
  • *NFTは美術品を揃える次の段階だとよく言われます。美術品の収集家のように、NFTの投資家たちは皆自分のデジタルギャラリーを作ることができます。NFTを買う目的も実際の美術品を買うのもと同じです:美術品を所有するためです。しかし、実際の美術品に比べて、NFTは一つの大問題があります。それは、デジタルアートのオリジナルファイルは誰でもダウンロードできますから、本当のモネやゴッホの作品よりずっと価値がないと思われています。それにもかかわらず、所有権のために非常に多くのお金を払う人も随分います。なぜかと言いますと、その人の考えには、別人がファイルをダウンロードしても、自分は所有者だというプライドが結構あるからです。他の人に見せびらかせるからいいと思っているわけです。
  • *今までNFTとして買われたものは美術品だけではありません:スポーツのヴィデオ、ミーム、マーベルのコミック、ニューヨーク・タイムズの記事などもNFTとなって、売られました。ツイッターのCEOのジャック・ドーシーの初めてのツイートは300万ドルで販売されました。今までの中で一番高いNFTはビープルの「Everydays - The First 5000 Days」と言うコラージュの作品でした。この作品は競売で6.9千万ドルで販売されました。これは世界中のまだ生きている作者の中で三番目に高い絵になりました。実在するアートに比べても、これは非常に高価格です。実は、ビープルがNFTを始める前は、彼の一番高いプリントは100ドルだけで販売されました。だから、NFTはビープルの人生を完全に変えました。
  • *日本でも、NFTはだんだん人気が高まっています。今年九月、集英社はワン・ピースの100本を記念する為に漫画の有名な場面から200部の限定版版画を作りました。しかし、この版画は紙だけではなく:ブロックチェーンの記入の証書も入っています。これで、版画の信憑性を検証することができます。この版画の毎部は宝くじで50万円で販売されています。

このワン・ピースのプロジェクトは集英社の「集英社マンガアートヘリテージ」と言うプロジェクトの一部分です。このプロジェクトのリーダーである岡本正史さんに依ると、漫画の作家と所有者がブロックチェーンに記録されていたら、漫画のイラストはますます評判が上がって、海外でも本当の美術品として扱われるようになるだろうということです。その上、岡本さんは漫画のオリジナルコピーを守りたいんです。多くの漫画は週刊誌として発刊されているので、漫画の原本は大事にされていなくて、消えてしまうかもしれない。この状態を防ぐ為に、漫画を美術品として売る市場を作らなければならないと話しています。

  • *そして、NFTとブロックチェインのことは、漫画家や他の芸術家を助けることになります。普通の美術品の場合、画家は大抵作品を誰かに売って、お金を得ます。しかし、ブロックチェーンでレコードがあれば、誰かが作品を他の人に売るたびに、その画家はお金を稼げます。このシステムは芸術家のために大きな経済的な補助をもたらします。今の漫画家やアニメーターは長い時間働いているのにもかかわらず、収入が少ないのです。ですから、新しい作品を作らなければならないのプレッシャが大変大きいです。しかし、NFTの増加は、アーティストが作品をもっと高い価格で売ったり、定期的に支払いを受け取ることへの希望を表しています。
  • *NFTはとても面白い新しい投資の機会だと思います。最初は大半の人はNFTが変だと思いましたが、今日は人気急上昇中の市場があります。ネットで活動的な収集家の群集もあります:この中の収集家たちはここで自分が買った絵のギャラリーを友達に見せられます。この人たちの興味は十人十色です:クリプトが好きな人や美術品をよく知っている人やお金を稼ぎたい人など全部NFTに惹かれています。
nov 16 2021 ∞
nov 16 2021 +